硫酸技術   by T.Ono
ちょっと一言−8
 
France, through EUROSTAR window
2014年-1:

Digital devide('14/3/31)
小学校から高専までの同級生、郷里に帰ってきている旧友に電話しました。
4月から自治会長に推されたので、これからの1年は行事の連続で多忙なのだと。
「電話代がもったいないから、Skypeやったらどうか?」と勧めたのですが、全くその気がないのだとか。
「メールもたまにしか見ないし、そもそもパソコンに触る気がしないよ」と言います。 それどころか、電話だって面倒なので滅多にしない、と。 じゃあ自治会の連絡はどうしているんだと聞きますと、「しょっちゅう会合が有るからそこで次回の期日とか決めるよ」と。
私の同年齢、団塊の世代は、パソコンが企業に一般化してきた最初の世代です。 ですから、パソコンを普通に使う人と、彼のように疎遠な人の分かれ目ですね。
Digital devideとは、私の理解では先進国と途上国での、経済的余裕の差によるITの進み方の違い、及び国内でのやはり経済格差によるIT習熟の格差と理解していましたが、彼は別段貧しいわけではないはず。 「老人」意識による「面倒なことはやらない」開き直りなんでしょうか?
既に人口の1/4に達した、我々高齢者。 しかも日本の人口は、構造的に長期減少傾向です。 高齢者が、ITから目を背けていては、日本の将来は暗いと私は思います。 だって、「命だけはだらだらと」平均して後15年近く生きるんだから。 老人こそ、衰えてきた身体能力や頭脳を補助として、積極的にITに親しむべきと思います。
(だから、スマホの通信料金をもっと下げてくれ!)
「先進」の陳腐化('14/3/1)
昨年から参加している生涯学習活動、いわば「老人大学」で、ホームページを作る手伝いをしてくれと頼まれました。 現在のホームページは、いかにも「ショボイ」。 よく知っている人が昔こしらえたものを、何とか維持しているのだとか。
「今度、こういうのに替えようと思っています」と見せられた改訂案は、ホームページビルダー18のフルCSSテンプレートを使った、立派なもの。 正直、びっくりしました。
私は、1996年から自前のホームページを作成、運営してきました。 当時は、テンプレートも貧弱で、しかもアップロードすると、原稿から実際の位置がずれてしまうという欠陥がありましたので、一から手作りしてきました。
個人のページは2004年にやめましたが、同じころに妻の関係する公益財団法人のホームページをボランティアで作成し、運営してきました。
3年前に完全リタイアし、それを契機に個人事業を始めるの当たり、このホームページを作りましたが、いずれも、当初からの手作り法をそのまま踏襲してきました。
改訂案を作ったメンバーは、みなさんホームページの知識はほとんどゼロだとか。 だから、現在最新のやり方を取り入れて迷っていない。
一方、昔からやっていた私は、その方法で問題がありませんでしたので、ずうっとOld-fashionedのままです。
昔の最先端が、いつの間にか周回遅れ、陳腐化している、それも自分の知らない間に…
よくある話ですね。 昔先端であったがゆえに、他人より進んでいると自覚していたがゆえに、「新しく学ぶことを怠っていた」。 ホームページだけではありません、硫酸技術も、ITも多分同じ。
「幅広い交流」 「情報の更新」は、生きていくために不可欠です。

ヒューマン(’14/2/25)
NHKオン・デマンドで「ヒューマン なぜ人間になれたのか」という、2012年の番組を見ています。
真に示唆に富んだ番組で、我々「ヒト=ホモ・サピエンス」が、人であるということはどういうことか?を生物学的に解き明かそうとしています。
その中のエピソードの一つ。
イラクに進駐していたアメリカ軍が、治安維持について協力を得ようと地方の宗教指導者を訪れた際、指導者を拉致しに来たと勘違いした住民たちが、アメリカ兵たちを取り囲んで激高し、叫び始めました。 一触即発の状況に有って、アメリカ軍司令官が兵たちに発した命令は・・・
「しゃがめ」 「みんな、笑顔だ!」
地面に膝をつき、笑顔になったアメリカ兵たちを見て、住民たちも、敵意のないことに気が付き、話し合いはスムーズに運んだと言います。
その時の指令官、ヒューズ大佐がNHKのインタビューに答えて、「今まで89ヶ国に派遣されましたが、笑顔が通じなかったことはありませんでした」と。
番組では、このほかの例も挙げて、人間は、生まれつき他人の表情に興味を示すこと、そもそもが集団生活をせざるを得ず、お互いが助け合わなければいけない生き物であるということを述べてゆきます。
良い言葉ですね。
たとえ言葉が通じなくても、笑顔になることで、人と人は通じあえる。 仏教修行のひとつである「布施行」の中にも、「和顔施」、笑顔を人に見せることにより、相手を幸福な気持ちにすることも立派な布施行であるとされています。
良い番組です。 人間の進化と言いますと、ついつい「生存競争」という言葉の厳しさに行き着くのですが、人間って、「助け合うように作られている」と聞くと、何かほっとします。 「本能に従う」って、本当は良いことなんですね。

旧正月
('14/2/4)
今年は1月31日が旧正月でした。
当日朝のニュースを見ていたら、PM2.5で真っ黒になった北京市内で、更に市民の打ち上げる花火が、益々大気を汚染させている状況が報道されていました。
でも、当の中国人は皆さんが「没関係(メイカンシー)」。 「こんなに汚れているんだから、花火くらいで影響はないよ!」
いやはや。 「帝力吾に於いて何をかあらんや!」の世界。 自力更生(周りに迷惑かけても)=エゴイズム。 何しろ、一国でヨーロッパより広い国土だから、「周りの国」が目に入らない人が多いんでしょうなあ。
それにしても、この「旧正月」、中国、台湾、韓国それにベトナムではいまだに盛大に祝っています。 故郷を目指して、里帰りする人の大移動で、益々環境汚染が進むんだとか。
新正月は「お上の決めた休日」、旧正月こそが「本当の新年の始まり」との気持ちなんでしょうね。
確かに、太陽暦の1月1日は、まだまだ寒い。 「これから日ごとに暖かくなる」立春の近くに年の初めが来た方が、気持ち的には楽しいかも。 いやいや、いっそのこと、3月を年の初めにしてくれれば、体も動いて、気持ちも上向くのに。
それにしても、日本人で太陽暦が採用されたのは明治維新からだそうですが、それまでの何百年の伝統を、「あっさり」捨て去ってしまう、日本人の変わり身の早さは、一体どこから来たんでしょうか? 農耕民族だから? いや、島国だから?
いえいえ、現代の「改革」に抵抗する勢力の強さを考えますと、明治政府の「強権」のおかげというのが正解でしょうね。
実は、私の田舎では、私が中学生くらいまでは新暦と同じように旧暦の正月でも、餅つきをして祝っていたのです。 その内に、経済的理由から? 旧正月の祝いは無くなってしまいました。
現代では、政府より強力な宣伝力を誇る商業資本の策略で、父の日、バレンタインにハロウィーン、節分には恵方巻き・・・と、世界中・日本中のお祝いが周りにあふれる世の中になりました。
ところで、太陽暦を採用していた古代ローマに於いては、年の初めは「March=現代の3月」の初めの日だっただとか。 それを今のように「January=1月」を年の初めに変えたのは、かのユリウス・カエサルだそうです。 要らぬことをしてくれた!と感じるのは、私だけでしょうか。
怖い・甘い!('14/1/16)
人件費の高騰、販売の不振・・・から、中国へ進出した企業が、撤退できずに困っているのだとか。 というか、中国の地方政府が企業の撤退を「認めない」のだそうです。(昨日付の日経新聞による)
それでも撤退しようとすると、「今までに、税制ほかの優遇措置で儲けた利益を、全額返還せよ」と命令されるのだそうです。 まるで、ヤクザですね。
新聞の記事では、何億円も払えと言われて、とても出せないので撤退は諦め、工場の機械を全部売り払い、生産規模を十分の一に縮小して名目だけ細々と操業を続けることにした会社もあるのだとか。

でもね、私に言わせると「甘い」のです、日本企業が。
相手は、共産主義国。 それも、法治国家ではなく「人治」国家。 法律がないか、有っても担当者の裁量で勝手に判断するのが当たり前。
進出する前は、ぜひ来てほしいから、いいことばかり言う。
撤退しようとする相手には、「これで縁が切れるから」できるだけ、最後に吸い取ってやろうとする。 自分に忠実なんですよ、中国人は。 そのつもりでお付き合いしませんと。
レース('14/1/8)
皆様、あけましておめでとうございます。
朝のニュースの最後に、子供向けの牧場での、「羊のレース」というのが有りました。
柵で囲ったトラックの中を走らせるのですが、勢いよく走っているかと思うと、全部が止まって草を食べ始める。
解説によりますと、「羊は、群れで生活する動物なので、周りに合わせて行動する習性が有り、一頭だけでは動かない」と。
これ、日本人そのものですね。
良いことだとわかっていても、「誰かがやり始めないかな?」と、いつも周りを見回している。
だから、どこかでゆるキャラがヒットすると、自治体・商店街が、我も我もと真似をする。
社会保障制度の改革が避けて通れないことは分かっているはずです。 でも、総論賛成、各論反対。 こんなに、世界と競争しなくちゃいけない時代に、周りばかり見まわしていて良いのか?
「でも、だから大震災でも暴動が起こらないんだよ」
とは、娘の弁。
1000兆円の借金を抱えて、今の安穏な生活がいつまで続けられるのか? 羊も、食用にされるんですぞ。
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