硫酸技術   by T.Ono
ちょっと一言−1
 
「現代」について、閑話休題。
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2012年-2

ファックス('12/2/12)
個人事業を始めた時、ファックスをどうするかちょっと悩みました。
8年ほど前に買った家庭用ファックス気を持っていましたが、プライベートでは最近まったくと言っていいほど使用していません。
商社勤務の友人に聞きましても、近年は社外との連絡、見積の提出、すべてメールで済ませているとのこと。
結局新しく買うことはせず、古いもののままにしていました。

最近、タイとの仕事で、商社に見積を依頼しようとしてホームページを見ましたら、メールアドレスがありません。 メールフォームかFax番号しかないのです。
別の商社でも同様でした。 「今時、なんでホームページにメール番号がないんだろう?」と、電話をかけて見ましたら、やっぱり「お引き合いはFaxでお願いします」とのこと。
メーカーでは、結構メルアドを掲載したサイトもありますから、これは商社特有かしら?
一旦Faxで引き合いを送ると、返事はちゃんとメールできます。
なんで最初からメールにしないのか?

ウィルス対策なんでしょうか?
商社は、新規不特定多数の客からの引合いを拒んでいては商売になりません。 とはいえ、誰だか知らないメールを全部あけていたら、それこそいつウィルスに感染するかわかったものではないだろうな、と一人で納得していました。

それにしても、この古いFax機は、感熱紙なので字が薄い。 送信の時も、複数枚だと一枚ずつ入れないといけません。
いっそのこと、Faxモデムと専用ソフトでパソコンでFaxを送受信しようかと思い立ち、近くの大きな家電量販店に行きました。
・・・パソコンや付属品は大量に売っているのに、Faxソフトは置いてありません。 店員も、よく知らないのだとか。
やっぱり、Faxって時代遅れなんでしょうか? 商社の例からは、少ないとはいえ、確実に需要はあるはずですが・・・
中国製('12/2/2)
最近、中国製の耐酸磁器を輸入して塔類の更新に使用している会社もある、と聞きました。
大丈夫かなあ? とつい思ってしまいます。
1990年代に、宝山から始まっていくつかの中国の仕事の経験からは、「中国製」の機器に対する品質欠陥の印象が拭い去れません。 1日で漏れ出す耐酸ポンプ、3Kで蒸気が吹き出す「耐圧30K」の蒸気用弁。
特に、耐酸煉瓦や充填物については慎重にならざるを得ません。 20年以上の長期に渡って使用されるものですから。

しかし、日本の工業製品だって、かっては欧米から"JUNK"扱いされていましたが、長年の改良で「世界一の品質」とうたわれるまでになりました。 同じことが中国やインドにだって起こらないでしょうか?
ネットで英文のページを検索しますと、硫酸に関する技術や機器に関しては、インドや中国の会社が賑やかに広告を掲載しているのに対して、日本の会社ではごくわずかです。
何しろ、日本では硫酸工場の新設はごく稀ですが、発展途上国ほど頻繁なので、需要が多いということでしょう。

かっての日本は、懸命に欧米先進国の製品を「真似」し、まがい物を作っては失敗し、玉石混交の中から「玉」だけが生き残ってきました。
現在の中国製品は、まだ「玉石」の時代だと思います。
見る目を持たなければ、”JUNK"を掴むことになります。 
まあしかし、
No risk, no return.
冒険は大事です。 (運も)
輸出大国日本」の終焉('12/1/30)
先日、日本の貿易収支が31年ぶりに赤字になった、と報道されていました。
数年中には、経常収支でさえ赤字に転落し、しかもその傾向は続く可能性があるのだとか。
直接の理由は、大震災後のサプライチェーンの一時停止、石油の輸入や電力料金の増大だそうですが、本当のところは「円高」と財政危機の改善がなされていないことでしょう。
国債も遠からず暴落するでしょう。 私たち団塊の世代が「稼がなくなり、消費するばかり」になってしまい、日本の貯蓄が目減りしているからです。
日本は、貧乏になっていくのですね。
・・・でもね、私の年の人は、皆さん貧乏の経験が豊富におありのはず。
なにしろ、私どもの幼少のころは、日本の貿易収支はずっと赤字、先生たちからは「日本は貧乏国なんだ」と毎日のように聞かされて育ちました。
中学生のころかな?
「日本の貿易収支が戦後初めて黒字になった」というニュースを聞いて、びっくりした記憶があります。

生まれた時から、モノに不自由せずに育った若い方にはショックでしょうけど、物は考えよう。 落ちるところまで落ちたら、この後は上昇するだけですから。

この事態に至っても政治家たちは争うばかりで、有効な対処ができずにいます。 仕方ないですね、人間って、「命が危ない」と言われないと、手術しようとは思わないでしょうから。

人間、勉強だ('12/1/22)
定年退職後1年、顧問をやり、2011年6月末に退職しました。
色々あって、結局個人事業主として「技術コンサルタント・貿易」をやっています。
事業を通じて、いろんな勉強をしました。 経理、税金、輸出入、エトセトラ。
自分で自信を持っていたはずの硫酸技術でも、「実は知らなかった」新しい知識が仕事のおかげで増えてきました。
例えば、硫酸技術の得意なエンジ会社として老舗だったルルギは、現在はエール・リキッドの傘下で石油化学関連のエンジニアリング会社になってしまい、硫酸技術はOutotecが引き継いだようです。
硫黄燃焼炉なども、私の会社のデザインに比較して、今ではサイズも半分以下、バーナーだって小さく軽く、簡単に交換できるタイプが北欧のメーカーから売り出されています。
人間、現在の知識に胡坐をかいていてはいけませんね。 (ホームページ、どんどん直さなくちゃ)

私が入社したとき、上司から「お前には技術的なことは教えない。 知りたければ俺から盗め」といわれて驚きました。 しかし、当時の先輩たちは皆同様でした。 技術者としての自分の地位を守りたかったんでしょうね。
理解できませんでした。 技術なんて、すぐに陳腐化するものなのに。
人間、一生勉強です。 新入社員もベテランも。 止めたら・・・認知症はすぐそこに忍び寄っていますぞ。
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