硫酸技術   by T.Ono
 設備新設−11
機器仕様決定:

硫黄燃焼式:


  溶融ではなく、固形硫黄を使用する場合に必要な機器について述べます。
  (日本にはほとんどないと考えています)

硫黄メルター・セトラー
固形硫黄は、まず溶融して液体とします。

この目的で、当初はフラッシュ硫黄に使用されていた半地下式のメルター・セトラーが使用されていました。
これは、コンクリート製の半地下ピットの周辺にスチームヒーターを配置し、3日分の溶融硫黄を貯蔵し、コンクリートで区画した一角にフレーク状の固形硫黄を投入し、撹拌して溶融硫黄と混ぜることにより融解します。
硫黄投入部分と溶融硫黄のくみ出し部分はピットの両端になっていて、この間を3日かけて硫黄が流れる間に砂などの固形不純物を沈降除去するというものです。

しかし、原料硫黄が石油回収硫黄を固形化したものであれば、不純物は運搬中に混入したダストの類であり、このような沈降分離の必要は懐疑的です。 むしろ、貯槽としての用途が主体です。
メルターとしてはホッパー内部に多数のスチームコイルを設けた地上置きのものもあり、溶融硫黄は半地下又は地表置きのタンクに貯蔵が可能です。

半地下式の硫黄タンクの場合、硫黄表面にできる希硫酸に起因する腐食を避けるため、コンクリートに耐酸煉瓦を内張りしたり、ステンレス鋼板で作ったりします。

地上式の場合は、石油回収硫黄用のタンクと同仕様でで製作します。
硫黄フィルター
溶融硫黄中の固形物を除去する目的で、硫黄フィルターを設置します。
場所的には半地下式メルターから燃焼炉に硫黄を送る途中、又はメルターから地表のタンクに硫黄を送る途中に設けます。

フィルターメディアとしてSUS316製の細かい金網を使用する、SUS316製のリーフフィルターが使用されます。 ろ過開始前にろ過助剤として珪藻土を金網面に付着させておきます。

設備新設−12
ホーム
概論
製造プロセス
設備新設

 設計条件
 プロセス決定
 物質・熱収支
 機器仕様決定
  
  硫黄原料:   その他のSO2原料:  付帯設備: 増強・改造
機器更新
メンテナンス
運転
各種硫酸製造法
耐食材料
物性データ
計算
安全

プラント建設体験
関連技術
資料

ご質問・引合い
良くある質問(FAQ)
リンク

ちょっと一言
関連サイト: パーツトレード
 プロフィール  サイトマップ  プライバシーポリシー  更新履歴 
 リンクフリーです。 内容の転載につきましてはご一報ください。  All rights reserved to Tsunetomi Ono.