硫酸技術   by T.Ono
 増強・改造−4(2)
 
増強・改造:
1.ガス量増加
11)ガス精製系の能力検討
これは硫黄燃焼式にはありませんが、精錬ガス、脱硫回収ガスなどその他の方式には必ず存在します。 ガス中の粉塵及びミストを除去するのが目的です。

ガス量が増えた場合、系全体で設定の系出口ガス温度が維持できるかどうかを検討する必要があります。

又、スケーリングにより能力の低下を起こしやすい系ですので、停止期間中に系全体を洗浄して、伝熱装置の汚れを落としておきましょう。

1)冷却塔、洗浄塔
比較的多量の粉塵を含むガスを処理する場合、ガス精製系の最初にこれらの塔を設けてガスの冷却と湿式集塵を行います。
ガス量の増加に伴い、これら塔の出口ガス温度は必ず上がります。
出口温度は、運転時のデータから、熱移動容量係数などを算出して計算します。
この温度が設計値を超える場合は、塔の更新が必要です。
塔で設計値を超える場合でも、後続の装置でガスの冷却が可能であれば問題ありません。
2)ガスクーラー
ガス量の増加によりガス流速が上がり、通風抵抗が増します。 総括伝熱係数はやや上がるはずですが、実際には伝熱量は不変と考えて良いでしょう。 つまり、ガス量が増えただけ出口温度は上昇します。
3)酸クーラー
冷却塔、洗浄塔などの循環酸の冷却にクーラーを使用している場合、それらの余裕について検討しておきましょう。
通常はかなりの余裕を見ているはずです。
4)ミストコットレル
かなり大きな余裕があるはずなので、10%程度のガス量増加では全く問題ないはずです。
しかし一応、メーカーに検討依頼しておきましょう。
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