硫酸技術   by T.Ono
 増強・改造−5
 
増強・改造:
2.SO2濃度アップ
転化器に入るガスのSO2濃度を増やせば、それに比例して生産量が上がります。

しかし硫黄燃焼式の場合、SO2濃度を上げればプロセスガス中のO2濃度が下がりますので

SO2 + O2 = 21.0%

転化器におけるSO2のSO3への酸化反応が困難なサイドに平衡が移動します。
この意味で、SO2濃度をアップした場合には、触媒量の増加を図らなくてはなりません。
実際の触媒量と各層のレイアウトについては、各触媒メーカーにご相談ください。

  ズードケミー触媒
  モンサント触媒
  トプソー触媒

今一つ注意を要するのは、SO2濃度のアップに伴い燃焼ガス温度が上昇しますので、硫黄燃焼炉の耐火煉瓦の耐火度に問題がないか、です。 これは、炉のメーカーに、上昇後の炉温を連絡して検討させましょう。

後述する「原料転換」の場合も、SO2濃度が7%前後から10.5〜11%にアップします。 この件につきましては、「原料転換」を参照ください。

冶金式の場合、従来法では転化器入口SO2濃度は8%が上限でしたが、近年は燃焼空気に酸素を混入した酸素富化空気を使用することにより、ガスの総量を増すことなくSO2濃度を上げる方法が取られています。 SO2=13%の例もあります。
増強・改造(6)
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